2018年3月1日木曜日

アナディの教え~アナディwebサイトより その5 目覚めの地図 vol.4 ビーイング

目覚めの地図 
vol.4

ビーイング                      


意識は、ビーイングの静けさの中に吸収されない限り、単独で内的領域に入っていくことはできない。ビーイングとは、私たちがその存在の中で安らげるようにしてくれるものだ。それは、意識と源泉をつなぐ仲介の場であり、創造と本源の虚空との間の重力的な均衡を保っている。『彼方』の非個人的な場であることと、瞑想の本当の土台でもあることの両面によって、リアリティの深みを私たちの意識に明かしてくれるのは、ビーイングだ。

最初、下腹の重力のセンターとそのエネルギーは、丹田へと下に流れ、ビーイングは腹のエリアでのエネルギー的な拡大として感じられる。このビーイングへの最初の開きは、「ビーイングの純粋なme」の目覚めを通してから体現されるべきだ。そうすると、ビーイングの次元への本当の明け渡しが始まる。ビーイングの体験を開き、深めるというのは、主に、瞑想して坐り、常に手放し続けることで、ビーイングに自然にとどまっていられるようにするということだ。これが、私たちを「今」の重力に開く。すると、魂のエネルギーは、安息の状態に吸収されていくことができる。この修行は、穏やかな下腹での呼吸によって助けることができる。吐く息とともに「純粋なme」は下に落ち、安らかな状態により深く、深く入っていき、『非顕現』への最終的な降下のための土台を準備していく。

ビーイングへの明け渡しは、『非顕現(非存在)』に到達するという最も深いゴールとともに、「絶対」へと到達する前後のいくつかの重要な段階を経ていくという、私たちの垂直な吸収を常に深め続けていくプロセスとみなされるべきだ。ビーイングへの最初の進化を、主に3つの段階に分けることができる。とどまること、安らぎ、そして吸収だ。そして、吸収もさらに3つの段階に分けられる。穏やかな吸収、深い吸収、そして完全な吸収だ。それらは「今」の中にアンカーを降ろしている段階を表しているが、穏やかな吸収と深い吸収はまだ『非顕現』に到達する前の体験のことを言う。それらはまだ、完全で無条件の休息の質は持っていない。

完全な吸収は、「絶対状態」へのシフトを意味している。そこでは、魂のビーイングの側面は、『彼岸』へと渡り切る。それ自体の中に、主に4つのレベルの深さがある。純粋な休息、意志のない、「不在」の境地、金剛山だ。なので、ビーイングの最後の深みまで達するのに、トータルで8つの段階がある。とどまること、安らぎ、穏やかな吸収、深い吸収、純粋な休息(「絶対」)、意志のない、「不在」の境地、そして金剛山だ。


「ビーイングの純粋な(ピュア)me」                  

 「ビーイングの純粋なme」は、ビーイングに吸収され、休息している者だ。ビーイングの体験をしている主体だ。「ビーイングの純粋なme」が目覚めない限り、ビーイングのエネルギーは私たちのアイデンティティにとって外側のことであり、体現され得ない。その目覚めを通して、純粋なmeは、ビーイングの状態を魂のアイデンティティと統合させる。ビーイングの純粋な主体が実現されるためには、人は垂直な次元への明け渡しを通して、吸収の内なるスペースに開いていく必要がある。「ビーイングの純粋なme」は、ビーイングを体現するための基本であるだけではなく、より深い完全な垂直な明け渡しへの進化の始まりのための基本でもある。私たちがビーイングのレベルのクリアなアイデンティティを持った時初めて、私たちはその最終的な深みを貫き、「源泉」の次元、つまり「絶対状態」へと入っていけるのだ。

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