2016年12月24日土曜日

「鋳型」の浄化方法 その1

では、どのように「鋳型」を浄化していけばいいのか?

「鋳型」に限らず、
ネガティブな感情やトラウマ、ブロックなど、
いわゆるパーソナリティの浄化を、
どのように行っていけばいいのか、
参考までに少し書いてみようと思います

といっても、
不特定多数の人に文章で伝える場合、
どうしても一般的なものになってしまいます

本当は、
個人個人、その時その時、ケースバイケースで、
具体的にお伝えしたり、
一緒にやっていった方がいいのです

というのも、
一般的なことはすでに多くの方が情報を伝えていますし、
その一般的なことからどうやって自分の具体的なことに落とし込んでいくかが、
実はとても難しいからです

文章や情報として理解できても、
実際に、
実人生の中で、
具体的に自分を内観して浄化していくのは、
全く別ものであり、
そこまでの理解に到達するのは、
本当に大変なことなのです

私たちのところに通ってくれている方々にはそれが可能ですが、
そうでない方には、
なかなか伝えきれないものもあるとは思います

それを念頭に置いて、
読んでみてくださいね

人々が内側に溜め込んでいる、
潜在意識の中に蓄積され、
「分離」の状態に引っ張り続けているもの、
それらはカルマと呼ばれているものだったり、
トラウマ、あるいはブロックと呼ばれているものだったり、
その最もコアなものを私は「鋳型」と呼んでいるのですが、
それらをどのように浄化していったらいいのか?

それを書く前に、
それらがどのように浮上してくるのか、
どういったものをそれらと認識するのか、
そういったことについて、
簡単に確認しましょう

それらは通常、
周りの人との関係性の中で浮上してきます

誰かに否定的なことを言われたり、
怒られたり、
ネガティブな感情をぶつけられたり
喧嘩をしたり、
あるいは、
誰か身近な人に不幸なことが起こったり、
あるいは、
何か事故やトラブルなど、不幸なことが起こったりして、
自分の中に怒りや悲しみ、寂しさや罪悪感、恨みつらみ、妬みそねみ、
恐怖や不安など、
ネガティブな感情や感覚を感じたり、
もしくは「ちくっ」と痛みを感じたりします

その時、
普通、人は、それを引き起こした相手や状況に向かって、
それらの感情をぶつけます

マインドは、終わることなくぐるぐると、
「あいつが悪い」「あいつがこんなことするから」と相手をなじり、
「こう言い返してやろう」「こう復讐してやろう」とか、
自分が悪くないことを証明しようと、
あれこれ言い訳を考えたり、
次の手を考えたりと、
時がそれを風化させ、
それが再び潜在意識に沈殿するまで、
メリーゴーランドのように繰り返します

もうひとつのケースとして、
自分の身体に病気となって表れてくるものがあります

その時も、
普通、人は、その根源的な原因を探るより先に、
それを治そうと病院に行き、薬でなんとかしようとします
症状が収まると、それでおしまいです

どの場合も、
自分の内側を見て、
「なぜ、そういった感情が出てきたのか?」
「なぜ、自分はそういう反応を起こしたのか?」
「なぜ、これが起きたのか?」と、
その本質的な原因を探ることなく、
表面的にものごとを捉え、
ただ、外側にのみ、目を向けます

でも、
実は、きっかけは何であれ、
自分の中に浮上してきたネガティブな感情や感覚、痛み、
あるいは肉体に現れた異常、
それがまさに、
内側に潜在しているトラウマやブロック、カルマを顕しているのです

誰かが悪くて、あなたが怒ったのではなく、
何かが悪くて、あなたが悲しんだのではないのです

もともと、
それらが内側に潜在していたのです

怒りも、悲しみも、もともと私たちの内側に隠れて存在していたのです

心の奥底に、
押し込められていただけに過ぎません

きっかけとなった誰か、何かは、
そのボタンを押しただけです

相手は、内側にあるものを映し出す鏡に過ぎません

でも、
そのことを頭で理解できても、
感情が、心がそれを受け入れるのは容易ではありません

わかっていても、
「だって!」「そんなこと言ったって!」と、
またメリーゴーランドに乗り続けてしまうのです

なぜなら、
まさにそれが「ブロック」だからです

「引っかかる」のです

そして、私たちを引っ張り続けるのです

そうでなければ、
ただほんの一瞬の感情として、
ただ流れ去っていくだけです

なかなか忘れられなかったり、
何度も何度も思い出してはぐるぐる考え続けてしまうような、
しこりとなって残ってしまうような、
あるいは強烈な痛み、
あるいは地の底に連れていかれるような重い感覚、
あなたを巻き込み、
あなたに覆いかぶさり、
あなたがやられてしまうような、
あなたをその感情、感覚へと縛り付けてしまうような、
あなたを苦しめ続けるような、
そういったもの

人生の中で、
何度も何度も繰り返し体験してきたもの

それこそが、
あなたの中に潜在するカルマ、トラウマ、ブロックであり、
「鋳型」なのです

それらは、
脳や心の中に刻まれているだけではありません

エネルギー体だけに刻まれているわけでもありません

実は、それらは、
肉体にも、エネルギーブロックとして刻み込まれています

最近の科学でも、
どうやら「筋膜」にもそれが記録されていることがわかってきたようです

凝りであったり、テンションであったり、
あまりにも長い間その状態であるため、
普段は当たり前になってわからなくなっている状態です

野口整体では、「硬結」という名前で呼んでいます
豆粒や米粒のように、ひどければひどいほど小さい塊のしこりになっています

それらがある年月を経たり、ある臨界点を超えたりすると、
病気となって顕れてくると言えるでしょう

あるいは、
私たちにそれと知らせるためかもしれません

いずれにしても、
それらはちょっとしたきっかけで表面に浮上してきては、
私たちを苦しめます

誰しも、
思い当たることがあるでしょう

何も特別なものではありません

人生の中で、
そういったものが浮上してきた時、
その時こそが、
それを浄化していけるチャンスなのです

金魚すくいのようなものですね(*´ω`*)

金魚が水面に浮いて来た時じゃないと、
なかなかすくうことはできませんが、
浮いて来た時はチャンスです

金魚キターーーーーー!と、
うほうほ、すくうでしょう?

カルマやブロックも同じです

「見たくない」
「触れたくない」と、
嫌がったり敬遠したりせずに、
向かいあうべきチャンスなのです

もちろん、
最も「見たくないもの」であり、
最も「触れたくないもの」であるからこそ、
苦しむのですけどね

でも、そうやって向かい合うことを避け続けている限り、
あなたはそれらに苦しめられ、
コントロールされ続けることになるだけです

だから、意識転換が必要です

まずは、認識することが重要です

そして、
「カルマ、キターーーーーーっ!!」と、
自分に言って聞かせるといいでしょう

あまりに「深刻」にならないことが重要です

「真摯」であること、「真剣」であることと、
「深刻」は全く違います

「深刻」には、
自己憐憫がつきまといます

といっても、
慣れないうちは、どうしても「深刻」になります

それほど、
カルマやブロック、鋳型は、
強烈であり、
パワフルだからです

でも、そこであえて、
「カルマ、キターーーーーーっ!!」と言ってみる

そうすると、
自分の中にスペースがちょこっと生まれます

向かい合う余裕がちょこっとだけ生まれます

「うわ~、きちゃったよ~(/_;)」でも構いません

何はともあれ、
まずは、
「これがそうなんだ」と、認識すること

それが第一歩です



長くなったので、
実際の浄化方法については、
その2にて~
















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